設立者 今村節子

~看護教育の向上を~

看護は支援のわざであり、
そのための科学でなくてはならない。

看護学生とともに「看護」を
見つめ続け、支援していきます。

理事長 今村英仁

~設立者の想いを果たす~

母親像と言っても人それぞれ全く異なると思います。

私の場合、母親とは、毎日朝晩の食事を作り、休みの日は買い物と洗濯、そして平日は父親同様、働きに出かけるのが普通だと思っていました。物心がつき学校に通う頃になると一般的な母親像とはかなり様相が違うようだと気づきましたが、格段違和感を持つことなく大人になりました。ただ改めて母の略歴を見ると、鹿児島からわざわざ、看護学校では日本で唯一の最高教育機関(本科・研究科の4年制)であった聖路加女子専門学校(現聖路加国際大学)に進学し、戦争で大変な苦労をしながらも卒業を果たし、帰鹿後は鹿児島県看護学校(のちの鹿児島大学医学部附属看護学校)の初代教務主任を務めたこと、その後に戦後の第1回看護師国家試験に合格、昭和28年に東京大学医学部衛生看護学科が設置されたときは当時の恩師とともに創成期看護教員の一人として赴任、医学博士号を取得したこと、さらに、鹿児島県教育委員会の教育委員及び教育委員長を長く務めたこと、等々、確かに“普通”の母親ではなかったようです。今でこそ女性活躍の時代が当然となってきましたが、母はその先頭を走ってきたのは間違いありません。

さて、その母が生涯打ち込んでいた仕事が「看護」です。日頃から、病気になったら活躍するのが医師であり、その病気になるのを防ぐのは看護の仕事だと言っていて、保健・公衆衛生の役割も見据えた看護のあり方を探求していました。今回、設立する法人は、南九州のこの地で、そんな「看護」や保健・公衆衛生の分野を探求したい志を持つ皆様方を微力ではありますが支えることを目的としています。

末永く、少しでも社会に貢献できる存在を目指していきます

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